【ルーブル美術館展】:京都市美術館:
H27年9月

(フェルメール以外の作品)
(番号は京都市美術館・展示リストによる)
   
【13】   【13】クエンティン・マサイス
『両替商とその妻』
1514年 油彩・板 70.5×67cm

クエンティン・マサイス、(1465/66 - 1530年)は、フランドルの画家
その生涯を通じて、主に宗教画、風俗画、肖像画等を多く描き、その作風は
イタリア・ルネサンスと北方ルネサンスとの融合といえる

http://www.marinopage.jp/%E3%80%8C%E4%B8%A1%E6%9B%BF%E5%95%86%E3%81%A8%
E3%81%9D%E3%81%AE%E5%A6%BB%E3%80%8D/


夫婦は額を寄せ合って、お金の勘定に余念がないようです。
妻は、日々の祈りに使用する美しい祈祷書を開いているものの、
その目は夫の手元に引き寄せられています。敬虔な祈祷書よりも、
世俗的な欲望に強く惹かれるのは無理からぬことかもしれません。


  しかし、考えようによっては、祈祷書によって象徴された真に価値あるものが、
この夫婦に善なる道を示していくだろう、という暗示ともとれるようです。

クエンティン・マセイス(1465/661530)は初期ネーデルラントの画家で、
ルーヴェンのバウツの工房で修業したと言われています。しかし、イタリア絵画に深く傾倒し、
特にダ・ヴィンチの技法やカリカチュアの影響を受けています。宗教画を主に描いていましたが、
やがて風俗画へ移行し、教訓的内容をもつ作品を描くようになったのです。

ネーデルラント絵画の輝かしい中心地であったブリュージュ(ベルギー西部)の町が沈滞し始めると、
入れ替わりに、港町アントウェルペン(ベルギー北部)が発展を始めました。
そのアントウェルペンに移住したマセイスは、
興隆する町の空気をよく反映した画家だったといえます。
この地の指導的画家となったマセイスは、初期ネーデルラント絵画の伝統的手法と
イタリア絵画の伝統を融合させ、精緻で甘美な絵画世界を実現していったのです。

   
 【22】  【22】ウジェーヌ・ドラクロワ
 『鍛冶屋』、
フェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ
(Ferdinand VictorEugene Delacroix, 1798
426 - 1863813) は、
フランスの
19世紀ロマン主義を代表する画家。
*ドラクロワの作品集:
http://www7.wind.ne.jp/azarashi/delacroix/images/i-images/list2.html

*同じ:
http://www.eugenedelacroix.org/the-complete-works.html

http://www.eugenedelacroix.org/

   
 【23】  【23】ジャン=フランソワ・ミレー
  『箕をふるう男』、

パリの南方約60kmのところにある、フォンテーヌブローの森のはずれのバルビゾン村に定住し、
風景や農民の風俗を描いた画家たちを、今日「バルビゾン派」と称している。ミレーのほか、
テオドール・ルソー、ディアズ、トロワイヨンなどがバルビゾン派の代表的な画家であり、
カミーユ・コローなども先駆者に数えられる。


http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/g/ghirland/domenico/index.html




ルーブル:展示品





ロンドン・ナシヨナルギャラリー:所蔵品






   
 【26】  【26】ピーテル・ブリューゲル1世
  ≪物乞いたち≫
 1568年 油彩・板 18.5×21.5cm

 ピーテル・ブリューゲル
Pieter Bruegel de Oude, 1525-1530年頃生 - 156999日没)は、
16
世紀のフランドル(ブラバント公国 。現在のベルギー)の画家。
「ペーター」あるいは「ペーテル」と表記されることもある。

同名の長男と区別するため「ブリューゲル(父、または老)」
と表記されることが多い。


作品一覧
   
 【29】  【29】バルトロメ・エステバン・ムリーリョ
 『 蚤をとる少年(1645-1650年)』、
 1647-1648年頃 油彩・カンヴァス 134×110cm

「無原罪の御宿り」などの宗教画で何度も感動した。
*主要作品:

http://www.salvastyle.com/menu_baroque/murillo.html
   
 【32】  【32】レンブラント・ハレメンスゾーン・ファン・レイン
 ≪聖家族≫
 1640  Oil on wood  41 x 34 cm
*主要作品:
http://art.pro.tok2.com/R/Rembrandt/Rembrandt.htm
 
 主題解説  
礼拝像である。キリストと母マリア、父ヨセフが登場する。
他に、祖母アンナ、洗礼者ヨハネ、その母エリザベツが登場する。

15世紀に登場した主題。礼拝像として、あるいは、
キリスト伝の始まりとして扱われた。

イエスの父親ヨセフに対する信仰が高まったのが、
15世紀後半である。
これは、家父長制が浸透していく過程でもある。
人々の暮らしが楽になり、
「家族」というものに意識が行き始め、
さらに、父親の存在が意識され始めたこととに呼応する。


 16世紀以降、イエズス会は、三位一体を構成する群像であるという考え方をとった。
 時代が下るにつれて、背景は日常生活の場面へと移っていく。
   
 【34】  【34】ニコラ・レニエ:15911667
 『女占い師』
フランドル画家。アブラハム・ジャンサンに弟子入り後、
1915
年からローマでカラヴァッジオに学ぶ。
26年からヴェネツィアで活躍、美術コレクターでもあった。

「女占い師」はニコラ・レニエ(1591-1667)の1626年の作品。
占い師に手相をみて貰ってその言葉をうっとりと
聞き惚れている婦人の背後から、
老婆が婦人の財布をくすねようと紐を引っ張っている。
占い師と老婆は結託した泥棒仲間である。
さらに占い師の背後にいる男が、
さらに占い師の背後から鳥を盗もうとしている男。
騙されることへの注意、
騙すものもまた騙されるという教訓とのこと。
   
 【38】  【38】フェルメール:
『天文学者』 前出

   
 【42】  【42】ジャン=バティスト・グルーズ
  『割れた水瓶』
≪割れた水瓶≫ジャン=バティスト・グルーズ(トゥルニュ、1725年-パリ、1805年)
 1771年 油彩・カンヴァス 109×87cm
ジャン=バティスト・グルーズ

*ジャン=バティスト・グルーズ Jean-Baptiste Greuze, 1725821 - 180534日)は、
フランスの画家。宮廷風俗を描いた同時代の他の画家と違い,市民生活に題材を求めた風俗画を多く描いた。
当時は絶大な人気を誇っていたが、その後
18世紀の忘れられた画家として低い評価を受けた。

*主要作品:
http://www.salvastyle.com/menu_neo_classicism/greuze.html


http://www.abaxjp.com/greuze/greuze.html

   
 【43】  【43】ヤン・ステーン
Jan STEENLeyde, 1626 - Leyde, 1679
 La Mauvaise compagnie Vers 1665/1670
H. : 0,41 m. ; L. : 0,35 m.
  『不埒な集い』
http://cartelfr.louvre.fr/cartelfr/visite?srv=car_not_frame&idNotice=25733

http://www.the-athenaeum.org/art/list.php?m=a&s=tu&aid=438

http://www.the-athenaeum.org/art/list.php?s=tu&m=a&aid=438&p=2

http://www.salvastyle.com/menu_baroque/steen.html


ヤン・ステーン(Jan Steen,1626 - 167911日)は、オランダ、
ライデン生まれの画家である。
17世紀のバロック期に活躍した。

彼は静物画、肖像画、歴史画、宗教画など様々なジャンルの作品を800ほど制作したが、
特に有名なのは農民を描いた風俗画である。酔っ払った人々の乱痴気騒ぎ、結婚式、ピクニック、
意地悪をされて泣く子供の姿などをユーモラスに描いている。また、教訓的な寓話やことわざを題材にしたことも多い。
彼は兼業で居酒屋を経営しており、そこで人々を観察していたと思われる。

   
 【44】  【44】ピーテル・デ・ホーホ
『酒を飲む女』

ピーテル・デ・ホーホ(Pieter de HoochHooghないしHoogheとも、
1629
1220(洗礼日) - 1684324(埋葬日)[1])は、17世紀のオランダの画家。
オランダ全盛時代(「黄金時代」)の風俗画家の一人に数えられ、
とくにデルフト時代の風俗画はデルフト派の絵画として高く評価されている。
ヨハネス・フェルメールとほぼ同時代を過ごし、フェルメールの作品にも影響を与えていることでも知られる。
   
 【55】  【55】ペーテル・パウル・ルーベンス
≪満月、鳥刺しのいる夜の風景≫
(ジーゲン
[ウェストファーレン地方]、1577年-アントワープ、1640年)
 1635-1640年頃 油彩・板 46×85cm
   
 【62】

【62】ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  (パリ、1796年-パリ、1875年)

『水汲み場のブルターニュの女たち』

http://www.salvastyle.com/menu_realism/corot.html

   
 【63】  【63】ティツィアーノ・ヴェチェッリオ
≪鏡の前の女≫(ピエーヴェ・ディ・カドーレ、
1488/1490年-ヴェネツィア、1576年)

 1515年頃 油彩・カンヴァス 99×76cm




   
 【65】  【65】ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  ≪身づくろいをする若い娘≫
(パリ、1796年-パリ、1875年)
 1860-1865年 油彩・厚紙 34×24cm


http://www.salvastyle.com/menu_realism/corot.html

作品集:
http://www.jean-baptiste-camille-corot.org/

   
 【71】  【71】フランソワ・ブーシェ
   ≪オダリスク≫(パリ、1703年-パリ、1770年)

 1745年? 油彩・カンヴァス 53×64cm
http://www.salvastyle.com/menu_rococo/boucher.html

   
 【73】  【73】ジャン=バティスト・カミーユ・コロー
  『コローのアトリエ』

(パリ、1796年-パリ、1875年)

http://www.salvastyle.com/menu_realism/corot.html

   
 【77】  【77】ジャン・シメオン・シャルダン

『猿の画家』
http://www.salvastyle.com/menu_rococo/chardin.html

   
 【81】  【81】ユベール・ロベール
『ルーヴル宮グランド・ギャラリーの改修計画、1798年頃』

http://www.salvastyle.com/menu_neo_classicism/robert.html


   
       
       
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