田中一村展・佐川美術館  
   ★佐川美術館:行き:記録:          
    H30年9月17日・・・最終日に出掛けた。
いつものように予定より早く準備が出来たので出発。
湖西線・堅田の駅についてバスの時刻を確認していたら
「シャトルバス」の案内があったので乗車。
係りの人に聞くと「田中一村展」の
特別臨時バスで通常には無いそうだ。
帰りにもこれを利用して堅田の駅まで。
また帰途京都駅ではラーメン横丁で「博多とんこつ」
を食べた。
【田中一村】
大掛かりな展示会で幼年から奄美での集大成までの作品があった。
この人の人生に触れた様な感じがした。
幼い頃から天才的な絵画の才能があったようだ。
若年にしてこの様な絵が描けるのか? と思うほど。
幼名は「米邨」
絵画の変遷を見るとずいぶん手法が変化している。
自由奔放に描いたのだろうか?
受けるイメージが・・・
描く手法が・・・同一人物とは思えぬ位・・・
自由奔放に描いている。
注文主・スポンサーの要求によってまるで異なる
絵を描いたようだ。
どんな手法も使い分ける技能があったようだ。

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ホームページの説明を借用した。
画像の名称や展示番号、それに説明も正確な
WEBライブラリーが無いので
相違があるやもしれない。
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★NHKでも何度か放送があったようだ。

【1】1984年、まだ無名の頃に日曜美術館で紹介し、大きな反響を呼んだ田中一村。
【2】「アートの旅スペシャル みつけよう、美
 2015年4月12日放送 再放送:4月19日よる
【特別アンコール】2015年5月10日 午前0:00~(土曜深夜)
【特別アンコール】2016年1月3日 午前6:45~(日曜朝)

出演:
ミムラさん(女優)
青木崇高さん(俳優)
ヤマザキマリさん(漫画家)
ミムラさんが旅するのは、南国・奄美大島。
1984年、まだ無名の頃に日曜美術館で紹介し、大きな反響を呼んだ田中一村。
一村の強烈な作品と奄美の風土は、彼女の心にどう響くのか。
奄美の「田中一村記念美術館」を訪れる。
【3】
2018:H30年7月29日
NHK 出かけよう 日美旅
第73回 奄美大島 田中一村と奄美を感じる旅
「奄美の森に抱かれて~日本画家 田中一村~」
今年生誕110年を迎えた日本画家・田中一村。
50歳のとき奄美大島の自然に魅せられて移り住み、その風土を鮮やかに描き出した。
そんな田中一村の画業の足跡をたどる。
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【田中一村展】
佐川美術館開館20周年記念の第二弾特別企画展として、「生誕110年 田中一村展」を開催いたします。
本年は田中一村(1908-1977)の生誕110年にもあたり、
関西では10年ぶりとなる大規模な「田中一村展」を観覧できるまたとない機会になります。

田中一村は栃木に生まれ、幼少期より南画を描き、1926年に東京美術学校へ入学します。
学校は2ヶ月で退学し、それ以降は特定の師にはつかず、独学で画家人生を歩み、
千葉で20年間ひたすら写生に没頭します。そして、新しい創作への道を模索する中で、
奄美大島へ渡り亜熱帯の植物や鳥などを題材にした日本画を描き、
独自の画業を追い求めていきますが、生前それらの作品を発表する機会もなく無名のままこの世を去ります。

本展では、生誕110年を迎える孤高の画家・田中一村の幼少期から青年期にかけての
南画(中国の南宗画に由来する絵画)、
南画との決別から新しい日本画への模索、そして琳派を彷彿とさせる奄美の情景を描いた作品まで、
各時代の代表作を含む150点以上の作品により、
「本道と信ずる絵」を求めた彼の創作の軌跡と一村芸術の真髄に迫ります。

本展では、田中一村記念美術館所蔵作品をはじめ、普段見ることができない個人蔵の作品を多数ご紹介します。
是非この機会に田中一村作品をご覧ください。

第一章 青少年時代、若き南画家(1915~1930年:7歳~22歳)
【1-31】
神童と呼ばれた幼少期から青年期にかけて、
南画の世界で名を馳せた米邨(一村改名前の雅号)。
本章では「海上派」と呼ばれる中国・上海書画壇の趙之謙や呉昌碩の影響を受け、
力強い筆致と伸びやかな墨線で描かれた一村の南画作品を中心に展観。
全長5mに及ぶ《墨梅長巻》をはじめ、晩年の奄美作品を彷彿とさせる《蓮図》など、
若くして才能を開花させた一村芸術の揺籃期を紹介します。

左から:
桃果図;富貴昌図;菊水図         













 1 菊図 Chrysanthemums 紙本墨画淡彩 色紙・額装 大正4年(1915 7 個人蔵
 

















第二章 千葉時代、新しい画風の模索(1931~1946年:23歳~38歳)
【32-77】

23歳の時に南画と決別し、「本道と信ずる絵」と考える新しい絵画への挑戦を目指した一村。
支援者から賛同を得られないまま寡作の時代が続き、30歳で母方の親戚を頼って千葉に移住します。
千葉では20年間ひたすら農村の風景、自然の景色、動植物の写生に没頭し、
日々のスケッチから新しい画風への模索がなされ、後に奄美で描く花鳥画の基礎を身に付けます。
本章では、叙情豊かに描き出した千葉の情景を中心に紹介します。

左から:
桐葉に尾長;秋色                












第三章 一村誕生(1947~1957年:39歳~49歳)
【78-124】
1947年に《白い花》で画壇へのデビューを果たすとともに米邨から一村へと改名。
この頃から日展や院展など画壇への挑戦を試みるも、ことごとく落選の憂き目にあった一村は、画壇と決別し、
独自の画道を邁進します。本章では、南画で獲得した自由な筆さばき、
千葉時代の写生で培った自然観察をもとに描かれた大作《秋晴》、
奄美作品の原型を見ることができる《忍冬に尾長》などを展観します。

左から:
秋晴;忍冬に尾長            















80 白い花 :
絹本着色 額装 昭和22年(1947) 39歳 個人蔵(千葉市美術館寄託)

 81 秋色虎鶫
絹本着色 軸装 制作年不詳 個人蔵(田中一村記念美術館寄託)
 83 柿にかけす:
絹本着色 額装 昭和20年代
 1940年代後半) 個人蔵(田中一村記念美術館寄託)

84 枯木にきつゝき
絹本着色 額装 制作年不詳 個人蔵(田中一村記念美術館寄託)

 

    
 86 秋晴
紙本金地着色
21 昭和23年(19488 40 田中一村記念美術館蔵
 107 千葉寺 浅春譜
紙本墨画着色 額装 昭和28年(1953)頃 45歳頃 田中一村記念美術館蔵

124 忍冬に尾長
絹本着色 額装 昭和31年(1956)頃 48歳頃 個人蔵(田中一村記念美術館寄託)

  
 
     

第四章 奄美時代、旅立ちと新たなる始まり(1958~1977年:50歳~69歳)
【125-161】
50歳にして住み慣れた千葉を引き払い、新天地・奄美大島へ渡った一村。
紬工場で染色工として生計を立てながら、69歳で亡くなるまでの19年間、
奄美の大自然の情景や色鮮やかな花鳥画を描きます。
本章では、晩年の代表作《アダンの海辺》(期間限定公開:7月14日~8月19日)をはじめ、
一村独自の構図・色彩感覚をもとに描かれた日本画の新境地とも言える奄美作品を紹介します。
また、奄美行きの資金準備のために描いた襖絵の大作など、一村芸術の集大成をご覧いただきます。

左から:
初夏の海に赤翡翠;      
枇榔樹の森に崑崙花











 132 宝島
紙本着色 色紙・額装 昭和34年(1959)頃 51歳頃 個人蔵
 133 麗日~トカラの馬
紙本着色 色紙・額装 昭和34年(1959)頃 51歳頃 個人蔵
 140 パパイヤとゴムの木
絹本墨画淡彩 額装 昭和35(1960)3月以前 51 田中一村記念美術館蔵
 144 百合と岩上の赤髭
紙本墨画着色 軸装 昭和36年(1961 53 個人蔵(田中一村記念美術館寄託)
       
 145 クロトン紙本着色 額装 昭和36年(1961 53 個人蔵  147 初夏の海に赤翡翠
絹本墨画着色 額装 昭和37年(1962)頃 54歳頃 田中一村記念美術館蔵  
       
 148 枇榔樹の森に崑崙花
絹本墨画着色 額装 昭和30年代後半1960年代前半) 田中一村記念美術館蔵

153 アダンの海辺
絹本着色 額装 昭和44年(1969 61 個人蔵(千葉市美術館寄託)

 154 クロトンと熱帯魚
絹本着色 額装 制作年不詳 田中一村記念美術館蔵
 
       

 
  ★展示会にはなかった画像。
 「奄美の海に蘇鐵(そてつ)とアダン」
「不喰芋(くわずいも)と 蘇鐵」
絹本彩色 1972,73年
 「海老と熱帯魚」

       
 「びろう樹森」
 《白花と赤翡翠》
絹本彩色 1967年 

《花と鳥》
絹本彩色 昭和40年代  

       
 《ビロウとブーゲンビリア》
絹本彩色 昭和40年代 
《榕樹に虎みみづく》
絹本彩色 昭和40年代 
「花とトラツグミ」:
  昭和30年頃  
       
 「奄美の杜④」
~草花と蝶~ :
 「ダチュラとアカショウビン」 :  「奄美の杜①」
 ビロウ・コンロンカに蝶:
 「奄美の杜②」
 サクラツツジとオオタニワタリ: 
       
 「奄美の杜⑧」
 ビロウとブーゲンビリア:
  「海辺のアダン」    
       
 
     
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