★小布施旅行:H30年★    
   ★小布施旅行:H30年★
北斎の版画を模写していると
彼の人生や生き方に興味を持つようになった。
マスコミでニュースになる度に
ますます引き込まれて行く。
そんな事もあり「小布施」を
訪ねて見たくなった。
宿舎は「あけびの湯」

http://obuse-akebinoyu.co.jp/

〒381-0211 長野県上高井郡小布施町雁田1311

   
 第1日:6月26日
 予定ではJR宝塚を8:17発だったがいつものように準備が早く出来た。
*自宅発 5:30 
*JR宝塚発6:10 
*新大阪着 6:44

*のぞみ208・7:03発・・・名古屋着 7:52
*名古屋発 しなの5号 8:00
*長野着 10:58
★これで予定した時間から丁度1時間早い。
 乗り継ぎがトントン拍子でうまく行った。
特急しなの ・・・出発間際にキオスクで朝食を購入。
*特急:スノーモンキー:長野発 11:33
    小布施着 11:55
●駅に着くと現地の地図を探しに案内所に入ると
観光案内のデスクがいくつかあり、ガイドさんが来客に丁寧に地図で説明を
していた。私達も説明を聞き、おおよそのルートを確認出来た。
昼食の時間になっていたのでレストランを探した。
北斎館の駐車場の奥に「喜の呼庵」を見つけたので入った。
ここで「栗おこわ」と「冷かけそば」を頂いた。
その後・・・「高井鴻山記念館」と「北斎館」を見学した。













●高井鴻山記念館:

http://www.shinshu.co.jp/museum/takaikouzan.html


高井鴻山は、文化3年(1803)小布施町に父熊太郎、
母ことの4男として生まれ、京都や江戸に出て国学、蘭学、
漢学などを広く学び、詩文や書、絵画など芸術にも優れた才能を発揮した。
小布施に戻った後の鴻山の元には、葛飾北斎をはじめ、
数多くの文人たちが訪れている。














高井 鴻山(たかい こうざん)
文化3年3月15日〈1806年5月3日〉- 明治16年〈1883年〉2月6日)とは、
江戸時代の儒学者、浮世絵師。
陽明学の教え「知行合一」の精神で“国利民福”の信条を貫いた。

★北斎館













上町祭り屋台:
ここでは余りにも有名な「男波」「女波」
を再度鑑賞した。































東町祭り屋台


「龍図」














「鳳凰図」













小布施と北斎


★その後、宿舎への途中に「小布施堂」の喫茶で休憩した。
ここの「栗あん」の入った、かき氷は最高に美味かった。
そのご地図を見ながら宿の「あけびの湯」まで歩いた。
気温が高かったのでずいぶん遠い様に感じた。











*あけびの湯:
雁田山の麓にあり、地元の人も多く、日帰り入浴を楽しんでいる。

 第1日
 アルバム
 
 第2日:6月27日 朝食の後、ゆっくりと
「せせらぎ緑道」
を岩松院に向けて
歩き出した。
道の両側は「ぶどう」「なし」
「りんご」など果物街道だった。
特にぶどうの樹が多く
スプリンクラーの水を
避けながら歩いた。
途中でぶどうの作業をしている
人に話を聞くと
「ぶどうの房」から手作業で
摘果をする作業との事。
大勢の人が小さなハサミを
動かしていた。
岩松院に行くと話すと
是非「浄光寺」も立ち寄るように
勧められた。

●浄光寺:

http://www.jyokoji.jp/

薬師堂について

浄光寺は国の重要文化財にしていされている
薬師堂(室町初期1408年建立)があり、
2008年で建立満六百年を迎えました。
今では基調な茅葺屋根も2007年に葺き替え工事を行い綺麗になりました。
また縁結びのお薬師さんとしても親しまれ若い男女も多く訪れています。


●岩松院:

http://www.obusekanko.jp/enjoys/temple/obuse10.php



小林一茶ゆかりの古寺




岩松院は文明4年(1472)に開山された曹洞宗のお寺です。
戦国の武将福島正則や葛飾北斎、俳人小林一茶ゆかりの古寺でもあり、
境内には福島正則の霊廟や
一茶が「やせ蛙まけるな一茶これにあり」
という句を詠んだ蛙合戦の池があります。
その他、庫裡・鐘楼・坐禅堂・総ひのき造りの仁王門があります。

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🔴岩松院:小布施:H30-6-10:

http://www.obusekanko.jp/enjoys/temple/obuse10.php

*撮影禁止(カメラは手荷物にしまってください)

本堂中央(大間)の天井に描かれている鳳凰図です。
葛飾北斎88歳から89歳にかけての作品といわれています。
北斎は83歳を初めとして小布施に4回訪れており、
4回目の滞在約1年をかけて大間天井に鳳凰図を描きました。
翌年江戸に戻り、90歳で亡くなっています。


大きさは畳21枚分。
作成から160年以上たっていますが塗り替えは1度も行っておりません。
朱・鉛丹・石黄・岩緑青・花紺青・べろ藍・藍など
顔料を膠水で溶いた絵具で彩色されており、
周囲は胡粉、下地に白土を塗り重ね金箔の砂子が蒔かれています。
制作時の痕跡として、絵皿の跡が残っています。

これまでの鑑賞方法を見直し、
文化財保護の観点より、お静かに座って鑑賞いただくようお願いいたします。

俳人 小林一茶が「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」という句を詠んだ”蛙合戦の池”。
池のほとりには一茶直筆の句碑があります。

春の花見が終わる頃になると、裏庭の小さい池に
大人の手のひら大のアズマヒキガエルがいずこともなく集って来ます。
メスの産卵をオスが手伝うためですが、
メスが少ないために奪い合いとなって合戦となります。

1年の内の約5日間、昼夜の別なく、数十匹の蛙が入れ替わりくくみ声をあげての戦いは
静かな山寺の春の風情となっています。
産卵から50日すると産み落とされた卵は小豆大の子蛙に成長し、
また何処ともなく消えていくのです。

蛙たちは3年から5年でまたこの池に産卵に下りてきます。
そのため"必ずかえる"福蛙とも呼ばれています。

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本堂の大間には21畳敷の天井絵があります。
葛飾北斎最晩年の大作「大鳳凰図」です。
完成は今から160年以上昔の嘉永元年(1848)、
北斎は89歳でした。





本堂の天井を実際に舞っているかのような迫力の「大鳳凰図」は
八方睨みの鳳凰ともいわれその鋭い目はどこからみてもこちらを見据えます。
160年以上を経た今でも保持されている鮮やかな色彩にも心奪われます。
間口6.3m、奥行5.5mの大画面を12分割し、床に並べて彩絵した後、
天井に取り付けられた「大鳳凰図」は、
朱・鉛丹・石黄・岩緑青・花紺青・べろ藍・藍などの顔料を
膠水で溶いた絵具で彩色され、
周囲は胡粉、下地に白土を塗り重ね緊迫の砂子が蒔かれています。
画面には絵皿の跡など制作時の痕跡が残っているそうです。

この「大鳳凰図」にはかくし絵として北斎が生涯敬慕してやまなかった
富士山が描かれています。 このかくし絵、平成二年に発見されたのだそうです。

http://www.gansho-in.or.jp/

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今回の旅の目的は北斎館であるが
それよりどうしても見たかったのが
この寺の「大鳳凰図」です。
幸い訪問者も少なかったので天井画を見る位置を
変えて何度も観察しました。

浮世絵とは全く画風の違う、
小布施の「龍」「鳳凰」「大鳳凰図」
などには晩年の思い入れを
感じる。

世の中の景色や動植物、
人の生活、動きに興味を持ち題材にした年代。
晩年には人生、行く末、宇宙など・・・
自分を永遠の世界に残したかったかの
ような題材になている。

また寺の裏に廻り小さな池の
辺りにある一茶の句碑も
見て来ました。

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その後は中島千波館に立ち寄った。

http://www.town.obuse.nagano.jp/site/obusemuseum/


その後、しばらく歩いて、櫻井甘精堂本店で栗羊羹を買う。
丁度昼の時間になったので向かいの
甘精堂泉石亭で昼にした。
山かけそば、おろしそば。

中町、上町を散策しながら・・・
祥雲寺に立ち寄った。
ここは鴻山の墓所だった。
ここからは前日と同じ道を雁田の
あけびの湯に戻った。

カウンターで明朝の
駅までの送りをお願いした。

 第2日
 アルバム
 
第3日:6月28日 AM6:00入浴
AM7:45 朝食
この日は雨模様になった。
駅まで「あけびの湯」の方に送って頂いた。
長野電鉄 8:47小布施発
     9:24 長野着

小布施駅から長野駅までは特急ではなく普通列車。
乗客には普通の生活者・・・通勤や学生も
多いがいかにも登山や避暑に来たような人たちも
見えた。
さすが長野、山の入口の感じがした。
長野駅でしばし休憩。
喫茶「BECK’S」
長野発10:00
その後・・・中津川駅までは「特急しなの」
中津川駅着 12:06
駅前からバス12:12発
馬籠着    12:37
付近を探したら「まごめや」があったので
ここで昼食。
その後、中山道を馬籠峠の方向に登った。
江戸・明治時代の名残を見ながら
陣場の広場まで登る。
暑くて汗が止まらない。
帰りはゆるゆると、途中の喫茶で休憩した。

馬籠発バス14:55
中津川駅着 15:20
中津川駅発 特急しなの 16:08
名古屋駅着       17:01

帰途も
乗り継ぎがスムースで無事に帰宅出来た。
 第3日
 アルバム
 
   ★日美旅:NHK:2017年1月8日:第33回

https://www.nhk.or.jp/nichibi-blog/400/260346.html

【長野県小布施町へ:北斎を訪ねる】
ここでも詳しい説明があった。

   
       
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