★ゴッホ展・巡りゆく日本の夢★    
   ★ゴッホ展・巡りゆく日本の夢★
今までにも、機会のある度に幾つかの作品を見た。
またゴッホについての知識も少しはある。
またそのつもりになるとゴッホについての作品や歴史については
ネットで検索出来る。

*作品リスト:

*WIKIPEDIA: 

今回の展覧会は・・・


http://www.momak.go.jp/Japanese/exhibitionArchive/2017/423.html

http://gogh-japan.jp/point/point1.html

ファン・ゴッホ(1853-1890)と日本の関係に焦点をあてた展覧会。
ファン・ゴッホが日本に関する文献や浮世絵を通して思い描いた理想郷としての〈日本〉と、
日本の芸術家や知識人による聖地オーヴェール巡礼を通して築かれた
〈ゴッホ〉という夢の交差をひも解き、今もなお絶大な人気を誇る画家の魅力を紹介します。

今回は日本との関係に重点を置いた展示になっている。
浮世絵との関わりや日本の画家の巡礼などの記録も多くある。

【パリ】
ファン・ゴッホの生まれた1853年は日本では黒 船来航の年にあたります。
彼が日本と日本美術に強い関心を持つようになったのは、
1886年にパリに出てきてからのことでした。

【ジャポニスム】
ファン・ゴッホは画商ビングの店で大量の浮世絵を見て、
その鮮やかな色彩や作品としての質の高さに魅せられます。
1886年には『パリ・イリュストレ』誌の日本特集号が出され、ファン・ゴッホは
この表紙に使われていた英泉の花魁図を拡大模写して《花魁》に描き込みました。

【アルル】
ファン・ゴッホは1888年2月20日の早朝、南仏に着きました。
アルルからの最初の手紙にファン・ゴッホは「まるでもう日本人の画家たちが
描いた冬景色のようだった」と記しています。

【南仏】
ファン・ゴッホにとって南仏はまさに「日本」でした。
ファン・ゴッホの絵も浮世絵のように鮮やかな色面で描き上げられるようになります。
浮世絵風の大胆な構図も取り入れました。
***********************
【日本美術】
「日本美術を研究すると、日本人が教えてくれるものこそ、真の宗教ではないだろうか。」
つまり、
ファン・ゴッホは日本人に自分自身のすべての理想、芸術的、社会的、
宗教的理想を結晶化させていきました。

【オーヴェイル】
「耳切り事件」の時に襲ってきた精神病の発作は、その後もたびたびファン・ゴッホを襲いました。
「黄色い家」の崩壊後は、「日本の夢」も遠ざかっていきます。

サン・レミの精神病療養所に入ってからは、庭の片隅や植物をクローズアップで描いた作品が増え、
それらの何点かは日本の花鳥画を思わせます。また、アルル時代に日本の影響下に
描いていた葦ペンデッサンを色彩と統合して、
力強い筆のタッチを使った独自の油彩画へと発展させていきました。

【日本の画家】
ファン・ゴッホだけではなく、多くの人々が「日本の夢」から目覚めさせられることになりました。
1890年7月28日、画商ビングは、浮世絵展の功績をみとめられ、
レジオン・ドヌール勲章を授与されています。
ファン・ゴッホは翌29日、しずかにこの世を去ります。
30年余りの時が過ぎ、今度はファン・ゴッホの作品に魅せられた日本の画家たちが
オーヴェールを訪れることになります。

【展示作品の一部】

1」











2」
























3」

 「セガトーリ」












4」
 【寝室】





 

有名な絵画だが
第3バージヨンまであるようだ。

ゴッホ美術館;シカゴ美術館;オルセー美術館



5」
 【アルル風景】












6」
 【乗合馬車】












7」













8」
 【蝶とけし】















9」
 【オリーヴ園】














  
10」
 【ポプラ林】











11」

















                              【ゴッホ:オーヴェールの教会】













12」
   【種をまく人】  (1888年11月)












      【種をまく人】
     (1888年6月)










★ゴッホについて:
 「耕す人としてのゴッホ」

http://www.gakushuin.ac.jp/univ/g-hum/art/web_library/author/arikawa/gogh/index.html

本論文は、現在のゴッホ研究の中で ----------- そしておそらくは
ゴッホ受容全般の中でも ----------- 、一般的になっている「ゴッホ=種播く人」
というイメージに対して、さほど重要視されていない「耕す人としてのゴッホ」
というゴッホ像を提示し、その作品のあり方に即して論じようとするものである。
********
ゴッホは生涯にわたって繰り返し「種播く人」の姿を描いたのだが、
その頂点に位置するのは、アルル時代に制作された2点の作品、
すなわち1888年6月の《種播く人》と、同年11月の《種播く人》である。
*********
言うまでもなく、新約聖書中の「種播く人の譬え」
(マタイ13、マルコ4、ルカ8)を下敷きにしたものであるが、
「種播く人」についての最も早い時期のこの発言の中に、
ゴッホが「種播く人」にこめた宗教的な意味合いと、
さらには自らを「種播く人」とする考えが、すでに明確に示されている。
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 ★今回もゴッホの作品や思想に少し近づいた感じがする★

   
       
       
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