これぞ★暁斎★  
   河鍋暁斎・・・・初めて聞く名前だった。
名前も「ぎょうさい」と思っていたが
「きょうさい」らしい。
東京に行く機会があり、渋谷 文化村で
見ることにした。




【幕末から明治という時代の転換期を生きた河鍋暁斎(1831−1889)は、
浮世絵師の歌川国芳に師事したのち狩野派に学んだという異色の絵師である。
自らのスタイルを一つに限定することなく、ときに正統な狩野派絵師として、
またあるときは大胆な発想の浮世絵師として、諸流派の技法や西洋画の知識も取り入れながら、
聖なるものから俗なるものまで、古きものから新しきものまであらゆる事物を描き上げた。
現存する作品は主題も技法も多岐に及び、一人の絵師の手によるものとは思えないほどである。
本展は世界屈指の暁斎コレクションとして知られるイスラエル・ゴールドマン氏のコレクションを通じて、
眩暈がするほど多彩な暁斎の世界を紹介する】

河鍋暁斎

WEBで予習すると江戸末期から明治初期に活躍した浮世絵師、の様だ。

作品を見て・・・

描画力の確かさは勿論だが
画風も幅広い。
また作品には洒脱・風刺・奇抜・・・
などの優れたアイデアを表現したものも多い。
当時の社会情勢に対する思いを表現しているのだろう。


http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/

http://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/17_kyosai/column.html

https://www.youtube.com/watch?v=4_5ebVnjY9Y

【序章】 出会い−−−ゴールドマンコレクシヨンの始まり
【第1章】万国飛−−−世界を飛び回った鴉たち
【第2章】躍動するいのち−−−動物たちの世界
【第3章】幕末明治−−−転換期のざわめきとにぎわい
【第4章】戯れる−−−福と笑いをもたらす守り神
     笑う−−−人間と性
【第5章】百鬼繚乱−−−異界への誘い
【第6章】祈る−−−仏と神仙、先人への尊崇

以上の各章で170点余の展示があった。
WEBで画像を借用出来るものは少なかったが
以下に記録する。



《象ぞうとたぬき》

もともとは50点ほどの絵を収めた画帖の一枚であった。
大きな象に対し、小さなたぬきが可愛らしい小品。




《蛙かえるの学校がっこう》

教師が指す黒板は蓮の葉、生徒が腰掛ける椅子は蓮根。
開化以降の西洋的な集団教育を蛙の姿で描いたもの。

「鴉・カラス」の絵画も迫力のあるものだった。

展示会に無かった作品も・・・・・

       
       
       
       
 
     
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