★映画:海賊とよばれた男★
http://kaizoku-movie.jp/
「海賊とよばれた男」予告
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【感想】
いきなり昔の子供心に感じた・見た様な記憶を呼び覚まされる。
戦争・戦後の混乱。
更には海外からの引き上げ船。
辺り一面の焼け野原。
戦後の自分の廻りの生活や家族のことなど。
特にシベリアに抑留された父が帰国出来たことなど。
映画は
出光が混乱の中、苦しい環境の中、社員を鼓舞して
メジャーの弾圧で仕入先が無くなる・・などの中
石油の取扱を再開・再興する・・・
唯一つの民族系会社を貫き
ついには
自前でイランより日章丸で輸入する
・・・これがあら筋だが・・・
今の日本の社会に欠けている
愛国心が裏打ちされている。
出光佐三の哲学が強く表現されている。
社員を思い、国を思う・・・熱い心に
映画の画面に没入して・・・
目頭が熱くなる。
戦後あらゆる分野で海外資本に蹂躙されている
現状を見ると・・・
百田尚樹・・・でなくてもここで
もう一度、愛国心を育てないと
日本の将来はなくなるのではないか・・・
と危機感を覚える。
戦後の身の廻りを思い出した事と
艱難辛苦の中を突破して行く
英雄のストーリーに感動した。
★朗読・・・橋爪功
★講談・・・神田紅(その1)
★講談・・・神田紅(その2)
★「日章丸」 東京シネマ1963年製作
重量トン13万2千トン
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【あらすじ】
2013年度本屋大賞第1位を獲得した百田尚樹の同名ベストセラー小説を、
岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。
出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる。
主人公・国岡鐵造を岡田が演じ、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一ら
豪華キャストが共演する。主要燃料が石炭だった当時から、
石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造は、北九州の門司で石油業に乗り出すが、
国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちふさがる。
それでもあきらめない鐡造は、型破りな発想と行動で自らの進む道を切り開いていく。
やがて石油メジャーに敵視された鐡造は、石油輸入ルートを封じられてしまうが、
唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を秘密裏にイランに派遣するという
大胆な行動に出る。それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為だったが……。
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【文芸批評家、都留文科大学教授・新保祐司】
今、話題の映画『海賊とよばれた男』を見た。出光興産の創業者・出光佐三を
モデルにした作品だが、特別な感慨をもって鑑賞した。
多くの日本人に見ることを勧めたいと思う。
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【まとめ】
神戸高等商業(現:神戸大学)を卒業したのち、
神戸で小麦粉と石油を扱う酒井商店に丁稚として入店。
同級生にはバカにされたが小さな会社でノウハウを得る、石油時代を予見していた
陸では他の商会の縄張りがあり自由にうれないため、
海上で漁船を待ち構えて、やすく油を販売した。これが海賊といわれた。
終戦の2日後。社員を集めて訓示します。
「愚痴をやめよ。世界無比の三千年の歴史を見直せ。そして今から建設にかかれ」
「泣き言をやめ、日本の偉大なる国民性を信じ、再建の道を進もうではないか!」
全従業員数は、約一千名いたが、多くの企業が人員整理をするなか、
従業員の首をきらないことを宣言。
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【海賊とよばれた男】
ウィキペディア
1945年(昭和20年)8月15日。世界中を敵に回した、日本の戦争は終わった。
東京をはじめとした主要都市は徹底的に爆撃されて瓦礫の山となり、
海外資産のすべてを失って莫大な賠償金が課せられようとしていた。
これから日本はどうなっていくのだろうかと、
全員が途方に暮れて失意に包まれているとき、毅然と店員を集めて話す男がいた。
国岡商会の国岡鐡造店主である。
わずかに残った店員を前に、鐡造は「愚痴をやめよ、愚痴は泣きごとである。
亡国の声である」「日本には三千年の歴史がある。
戦争に負けたからと言って、大国民の誇りを失ってはならない。
すべてを失おうとも、日本人がいるかぎり、
この国は必ずや再び立ち上がる日が来る」と訓示を述べた。
だが、失望から立ち直り武者震いする店員たちに、
売るべき商品「石油」がそもそもないという現実が襲いかかる。
「店主、このままでは、国岡商店は潰れます。涙を呑んで人員整理を」
という進言に、鐡造は「馘首はならん!」と解雇を断固拒否する。
戦後、住処も食糧事情もままならない情勢下で、
日本の復興に向かって闘う男たちの物語が始まった。
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【原作との比較】
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出光 佐三
ウィキペディア
出光興産
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