宮川香山:大阪市立東洋陶磁美術館  
   宮川香山:大阪市立東洋陶磁美術館
先日、こちらの展示会も見学した。
展示品の大多数は「田邊哲人コレクシヨン」で総数は149点にもなる。
あまりの多さ、あまりの傑作揃いで・・・頭の中がパニックになる。










★宮川香山★

真葛焼の作品は東京国立博物館・三の丸尚蔵館・泉屋博古館などにそれぞれ数点所蔵されているが、
殖産興業の一環として輸出用に作られた作品が多いため日本国内に残っていた

作品の数は限られていた。
しかし
1960年代後半から田邊哲人が真葛焼の研究を始めて海外から作品を精力的に買い戻しており、
多くの作品が日本に里帰りしたことで明治期の陶芸の研究が急速に進み、
たびたび美術系のテレビ番組や美術誌に取り上げられるまでになった。
現在では真葛焼の研究と収集の第一人者と呼ばれるまでになった田邊が収集した
近代輸出陶磁器のコレクションは約
3000点に及び、
神奈川県立歴史博物館に寄託されたコレクションのうち真葛焼は
10点ほどが常設展示されている。
20162月には宮川香山の没後100年を記念して、
150点のほぼ全ての出展作品が田邊コレクションからなる
「没後
100 宮川香山展」がサントリー美術館で開催された。
田邊に次ぐ収集家としては山本博士がおり、
山本コレクションは宮川香山眞葛ミュージアムで常設展示されている。
また吉兆庵美術館にも多くの香山作品が収蔵されており、
20162月には日本橋三越本店にて同館所蔵品が展観された。


別展「没後100年 宮川香山」★

http://www.moco.or.jp/exhibition/current/?e=365

日本が幕末、明治維新と激動期を迎える少し前に、ヨーロッパでは19世紀後半から万国博覧会
(以下、万博)が開催され、多くの国々が威信をかけて産業品を出品し、
華やかな万博全盛期を迎えます。
日本も
1867年のパリ万博から浮世絵などを出品し、
それらはジャポニスムとしてヨーロッパの芸術活動に影響を与えました。
また、当時の日本の窯業界では、西洋の焼成法などが紹介され、新たな時代が始まります。

 初代宮川香山(18421916)は、こうした激動期に陶磁器の作成のため
1870(明治3)年に京都から横浜に移り、
眞葛
(まくず)焼として京焼の伝統を踏まえた作品や緻密に装飾された
「高浮彫
(たかうきぼり)」などを、1876(明治9)年のフィラデルフィア万博から次々に発表しました。
それらの作品は数多くの受賞を果たし、“マクズ・ウエア”として絶賛を博しました。
しかし香山はその成功にとどまることなく、釉薬や中国古陶磁の研究に邁進し、
一層の成功を収めました。
その多岐にわたる作風は、同時期に万博に出品していたロイヤル・コペンハーゲンなどの
ヨーロッパの名窯にも影響を与え合うほどのものとなったのです。

 今回の展示では、前期の「高浮彫」から、後期の中国古陶磁と釉薬の研究による作品に至るまで、
日本の近代陶芸を牽引した香山の全貌を、田邊コレクションを中心に紹介します。


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★田邊コレクシヨン:★




http://www.tanabetetsuhito-collection.jp/







日本の伝統再生に「眞葛香山の心」★
 「空白の明治」の中にあり、その素晴らしさのみが語り継がれてきた眞葛。
父、長造から初代香山、そして四代までの作品、三〇〇余点を収録。
その全貌が初めてここに姿を現す
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http://www.soubunsha.co.jp/0424_0.html











★「没後100年 宮川香山展」★
 欧米人の度肝抜いた超絶技巧
http://www.sankei.com/life/news/160320/lif1603200026-n1.html

 
   【作品】
     
     
     
 
   【作品・・・借用した画像】
     
     
     
     
     
     

 
     
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