若冲の京都  
   若冲の京都★
H28年11月。
随分前に申し込んだバス旅行。
<テーマのある旅>
『「伊藤若冲」特別展と「宝蔵寺」
と中島潔画伯襖絵展・棟方志功襖絵公開』
今回も新大阪の集合。
最初は東本願寺の【渉成園】

http://www.higashihonganji.or.jp/worship/shoseien/

広いお庭を歩いて、園林堂(おんりんどう)への入り口に向かう。
途中庭越しに「天に伸ぶ杉木」が見える。














印月池の岸辺には黒い鯉が沢山群れていた。




最初に棟方志功の「天に伸ぶ杉木」を間近に見る。
杉の木をこんなに丸く描く発想に驚く。
表はこんなに力強いのにこの襖の裏側に描かれている
「河畔の呼吸」は静かに静まり返っている。
空に浮かぶ月が薄っすら水面に写っている。

















?風亭(ろうふうてい)までは廊下で繋がっていた。

漫画家・井上雄彦氏が宗祖親鸞聖人
750回御遠忌を記念して描いた
屏風『親鸞』が展示されていた。









東本願寺の前から清水寺に向かう。

バスを下りてから歩く道には大勢の観光客。
外人が多いのは予想通り、学生も多い。
山門を通り普段は行かない道を成就院に向かう。


「中島潔襖絵展」貸切鑑賞・・・と言う事で


【中島潔】

http://blog.goo.ne.jp/kappou-fujiwara/e/9046ca643a559f0a885f81cd9ac05161






「かぐや姫」






























「風の故郷」(花別れ)(にわか雨)(向日葵)
 (紅葉)(紅葉)(雪の音)






花別れ










にわか雨












向日葵













紅葉













雪の音










「大漁」

を鑑賞した。

















登場人物の愛らしい、ニヒルな表情、どうしても引き込まれる。
着物の紋様にも驚く。各部分で異なる紋様を次から次へと表現している。

創作されたものか、昔からの伝統的な紋様なのか?
写真で見るとこの細かな紋様は判然とはしない。


ここから三年坂を下り、高台寺の近くの「羽柴」で湯葉料理を頂いた。
薄い湯葉でなく食べ応えのある湯葉だった。














この後はまたしばらくバスで新京極近くの「宝蔵寺」に向かった。
宝蔵寺は若冲及び伊藤家の菩提寺で、若冲は寛永四年(1751)九月二十九日に父母の墓石、
明和二年(
1765)十一月十一日に末弟・宗寂の墓石を建立した
平成2827日、保存修理完成後、お墓は墓地より本堂前に移された。


http://www.houzou-ji.jp/p019.html






ここでは、若冲筆「竹に雄鶏図」「髑髏図」を鑑賞した。

他にも弟子の作品が展示されていた。














































最後は・・・京都市美術館・特別展「若冲の京都」
http://www.mbs.jp/jakuchu-kyoto/

若冲・・・と言えば「鶏」と思っていたが実に多くの動植物が描かれている。
今回は水墨画がほとんどだったがどれもこれも表情が豊かだ!
特に気に入ったのは「雄鶏・・・尾」上方に持ち上がってくるりと輪を描いている。
強いアクセントで力強さを示している。































後で調べたら「天才・若冲」の言葉が「NHKスペシアル」で紹介されていた。






千年後に本当の目利き、を待つ】

 
     
     
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