広重:浮世絵:原安三郎コレクション  
 

広重:浮世絵
「原安三郎コレクション 広重ビビッド」  
高島屋大阪店(大阪市中央区難波5
7階グランドホールで928日、
展覧会「原安三郎コレクション
広重ビビッド」が始まった。

http://namba.keizai.biz/headline/3470/

日本財界の重鎮として活躍した日本化薬会長・原安三郎(1884-1982)が
集めた約
2000点に及ぶ浮世絵コレクションから、
歌川広重(
1797-1858)晩年の代表作の「六十余州名所図会」と
「名所江戸百景」を中心に、
葛飾北斎(
1760-1849)の「富嶽(ふがく)三十六景」「千絵の海」、
歌川国芳(
1797-1861)の「東都名所」など
230点を前期と後期の2期に分けて展示する。

http://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=view&id=819

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広重の名前は知っているが作品をまとめて見るのは初めて。
構図のとり方や色彩は流石に素晴らしい。
北斎の作品には親しみが湧く。
国芳の作品には少し馴染めない。
これは時代の変化によるものかも知れない。
主な作品を記録しておく。

 
   【第1章】
 歌川広重
 1−3 六十余州名所図会 河内 牧方 男山  
 1−5 六十余州名所図会 摂津 住よし 出見のはま  
 1−23 六十余州名所図会 美濃 養老ノ瀧  
 1−53 六十余州名所図会 紀伊 和哥之浦  
 
   【第2章】歌川広重
 2−14名所江戸百景 大はしあたけの夕立  
 2−16名所江戸百景 深川萬年橋  
 
   【第3章】葛飾北斎
 3−7 千絵の海 五島鯨突  
 
  【第4章】葛飾北斎
 4−1 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏  
 4−2 冨嶽三十六景 凱風快晴  
 
 
   摺りの比較(例)

版木が同じでも
摺りにより
表現、味が微妙に
異なる。




 
   
六十余州名所図会 
美濃 養老ノ瀧



滝を流れる水の色が
全く違う。
別の作品にも見える。

 
 冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏
   

背景の模様が
異なる。
また線刻が微妙に
違うので版木そのもの
が違うかも知れない。

   画像はすべてWEBから借用したもので「原安三郎コレクション」のものかどうかは不明。  
     
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