加賀温泉行きH27-1-21  
   【紀行】
今回は蟹旅行が目的でツアーに参加した。
ツアーと言うものの団体ではなく、個人行動なので気楽であるし
自動車の運転もないので身体的にも随分楽だった。

北陸の温泉旅行も初めてなので蟹以外に山代温泉に対する期待感もあった。
旅行の事前の調べで「九谷焼」の土地であることに気が付き
「窯跡」「美術館」に時間を使う計画にしたのは大正解だった。
いろいろと興味のある話を知ることが出来た。
【ホテル・食事】
格安の旅行なので贅沢は期待していなかった。
しかしホテルや部屋は立派なもので温泉旅館としては合格と思う。
夕食は大広間でのテーブル席だった。
メインとなる蟹だが・・・
かに刺し・・・小さな足の1本だけだったが・・・
氷のつららの様な味でとても刺し身の味はしなかった。
また茹で蟹・・・一杯・・・
甲羅の中身が空になっており・・・肝心の蟹味噌がない。
多分冷凍で使い物にならないのでは・・・
腹身や足の身を大奥が持参したハサミでせっせと     
取り出して呉れたがこちらも三杯酢の味がするだけであった。
皮肉なことに蟹以外の料理が美味でお酒とご飯が進んだ。
今までに蟹旅行の夕食でこんなにご飯(お米)を食べたとはなかった。
【温泉】
山代温泉の観光としては「総湯」と「古総湯」があることを知った。
ホテルから歩いてすぐだった。
どちらも建物の様式は古いものの、新しい感じの建物。
はじめは時間を考えて両方の温泉に入ることを考えていたが、
「総湯」の人が

「総湯」・・・いわゆる銭湯で地元の人が入る
「古総湯」・・・古い様式で、掛け流しの湯・・・
で観光の人にはこちらをお勧めします
との事だったので「古総湯」」に入った。
番台のおばさんがこまめで浴槽のそばで歴史を少し説明して、入り方、温まり方まで話してくれた。


 内湯:
温泉の街ゆえにホテルにも幾つか
温泉・風呂がある。

屋上の露天風呂に入った。小雨が降っていたせいか独り占め!
皆さんは別にある大浴場に入ったのかも知れない。
すこし寒くなったので隣接する「サウナ」で身体を温めた。
気のせいかいつも入るお風呂より「ずーっと暖まる」









【九谷焼】
山代には「九谷焼窯跡」がある。

九谷焼窯跡展示館:
http://www.yamashiro-spa.or.jp/spots/kutaniyaki_kamaatotenzikan/

ここで幾つか素晴らしい
作品を見ることが出来た。






★また、ネットで見ると
「大聖寺駅」の近くに「九谷焼美術館」のある事が分かった。
帰りのサンダーバード迄の時間を使って訪問した。
http://www.kutani-mus.jp/ja/


*企画展:「九谷の陶彫展」
http://www.kutani-mus.jp/ja/exhibitions/
『九谷の陶彫』展
  蘇山・加全・翠恒の織り成す具象の美
  諏訪蘇山の花瓶は素晴らしいと判るが・・・

  他の彫刻の焼き物は・・・その良さを充分には理解出来      なかった。
  多分焼ものでリアルでしかも細密な彫刻を仕上げるのに
  は相当な技術・技能が
いるのだろう。


*常設展示:
江戸時代前期は、九谷焼が誕生した時期です。
九谷焼は、大聖寺藩を治めていた初代藩主の
前田利治
のもとで、1655年に作り始められた磁器です。
鉱山開発の最中に、領内の九谷村で磁器の原料となる陶石が
発見されたことがきっかけとなり、
伊万里焼で有名な有田(佐賀藩)の技術を導入して、
磁器の生産を始めました。陶石の産地となった九谷村に、
磁器を焼くための窯を築いたことで、
その地名にちなんで「九谷焼」と呼ばれるようになりました。


青手:http://www.kutani-mus.jp/ja/kutani/styles/aote
五彩:http://www.kutani-mus.jp/ja/kutani/styles/iroe
赤絵:http://www.kutani-mus.jp/ja/kutani/styles/akae

素晴らしい作品を見て感動した。
どの作品も陶器というより芸術品といえる。
館内では撮影出来なかったが2階の休憩室にあった作品集を
許可を頂いて幾つか撮影した。
吉田屋窯:
鳳凰図手炉・・・



http://www.kutani-mus.jp/ja/archives/works/

この作品は金彩とラピスラズリーで彩色されており、
照明も良いが
全体が宝石の様に見えた。

陶器の中では「青手」のものが特に素晴らしい様に感じた。

又大奥と感嘆の声を上げながら見ていると
ボランテイアの方がやって来て

古九谷と大聖寺藩初代藩主・前田利治や高山右近との関係、
さらにはキリシタンとの関係まで独自の解釈で話して頂いた。

この時に紹介して頂いた話に驚いたので、
これまた紹介して頂いた「古九谷の神秘」を読んでみたい。

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